門司区を走った高速バス
〜門司〜福岡高速バス・関門橋線〜
門司区内を素通りする高速バスは多いが、門司を始発とした高速バスも存在したのである。
門司〜福岡高速バス、門司港駅から関門橋を経由して下関駅に至るバスがそれである。
いずれも廃止になって久しいが、ここでは門司営業所所属当時や関門橋線、門司駅始発となり
小倉営業所に担当が移った門司高速の姿をここで紹介しよう。
★ 門司〜福岡高速バス
田野浦(門司営業所)で休息を取る福岡行き高速バス。
右側は所属が小倉に移り、門司駅始発で博覧会(よかトピア)会場行きのバス。
門司線が設定された昭和63年4月の改正では他に行橋〜福岡線の高速バスも
デビューし、後者は現在でも走っている。現在は西鉄バス京築の運営になっている。
再び門司営業所で休息を取る福岡行き。
となりで休んでいるバスもほんと古いこと・・・。
たしか平成元年頃で小倉営業所に移る前のものだろう。
こちらは博多営業所担当の門司線。
西鉄の高速バスは、北九州・筑豊地区は三菱ふそう、福岡・筑後地区は日野のエンジンが多い。
博多営業所担当分は日野エンジンで一番後ろに座るとちょっとうるさい。
当時は前何列かが禁煙席になっていて、気がつけば全車禁煙車になった。
なお、全車禁煙車になっても一部禁煙車時代に製造されたバスは未だに
灰皿が名残として残っている。
海ノ中道海浜公園での門司線高速バス。
決して手前の路線バスを撮ったものではないのであしからず。
当時は海ノ中道へも臨時高速が出ていたのだが、
何時の間にかなくなってしまっている。
昨今は北九州地区ではドーム臨、大相撲臨、コンサート臨の
バスが出ているが、ダイエーホークスが福岡に来て北九州で
試合を行った際にはホークス臨の市内バスも出ていた。
門司営業所にいた予備車たち。
博覧会よかトピア行きのバスは既に小倉所属になっている。
どのバスもだいたい昭和57年から58年にかけて製造されたもの。
5年製造が違うだけで全然デザインが違う。
ドーム臨は福岡ドームが出来た平成5年からずっと走りつづけている。
私も何度かホークス戦を観戦する時にお世話になったが、帰りは
バス乗り場に長蛇の列が出来るので、帰りは大抵JRを利用する。
門司営業所の予備車。
もと空港高速バスだったが門司在籍の時は土・休日には
関門橋線に、それ以外には予備車として活躍していた。
張り紙がよく分からないが、この時は大相撲九州場所の
臨時バスとして門司から会場の福岡国際センターに行くもの。
後ろにある赤レンガのチンチン電車の車庫が懐かしい。
門司高速の方向幕。
平成元年の『よかトピア』終了後は、天神経由の福岡空港行きとなり
打開しようとしていたのだが、結局は門司方面からでは福岡とは
全く逆に方向を進めていくことなどが最大のネックとなり、(自己分析)
平成2年の4月には廃止の運命をたどってしまう。
一度だけ門司駅から福岡空港まで乗ったことがあるのだが、
門司からの場合天神の中央郵便局前に止まるため、繁華街から
ちょっと離れてしまう。
それも要因にはあるだろう。
門司〜福岡高速バスは九州道の八幡〜小倉東の開通と共に設定されたが
わずか2年の運命に終わった。
門司高速が廃止になって間もない頃の砂津車庫。
電車の車庫側にもバス駐車場があり、当時は主に観光バスや
新車などが置かれていた。
バスたちの後姿もどこか寂しげである。
現在、一台は廃車となっているが、4315号は飯塚で新特急色として、、
その他は北九州高速営業所で福岡行きの高速バスとして
いまも変わらぬ塗装で活躍を続けている。
私の一番最後に乗った4318号は今も元気で、彼の姿を見るたび、
『お、もと門司線のバス頑張ってるな!』と思わず
ほっとすることが多い。
★ 門司港〜下関急行バス『関門橋線』
今の噴水広場で休息を取る関門橋線のバス。
当時はこのバスが土・休日のみ走っていたが、共同運行のサンデン交通は
平日5往復を受け持っていた。
私は狙って西鉄便を乗っていた。
ただ、関門間の移動はバスよりJRで関門トンネル経由の方が
安かった。
地元の方でも関門橋入り口の門司港インター付近の方以外利用客は
ほとんどなかったといってもいいだろう。
下関駅での関門橋線。
当時は下関に乗り入れるのはこのバスのみだったが、
現在では『ふくふく天神』号が福岡からこれまたデザインの違う
バスが乗り入れている。
確か下関での乗り場は2号線を通るバス系統と同じ乗り場だった。
いずれも門司営業所に所属する路線急行バス。
この塗装も路線バスの塗装均一化でなくなりつつあるが、写真の右側6312号は
今もこの塗装で頑張っている。
ただ、この時は幕が入っていないため、手書きによる案内が車内から貼られている。
左の5859号は晩年は弥生が丘で138番などの都市高速路線で活躍していたが、
西鉄グループの西鉄バス京築の教習車となり、現在では廃車となっている。